ストレッチ その2 正しいストレッチ(柔軟)
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その1では、ストレッチはどこを伸ばしているのかを考え、感じることが大事だといいました。それは何故なのでしょうか。
人は、痛みを感じると体が無意識に反応してしまいます。これは、本能的な防御行動なのですが、ストレッチを行う時は、これが余計なものとなってしまいます。
ストレッチは誰しもが痛いことです。これは上記の行動が主な原因であり、こうなると、痛くてやりたくないし、痛いのに結果がついてこないことになります。
体が硬い人と柔らかい人を比べると柔らかい人は痛そうになく体を伸ばしていますよね。実は体が柔らかい人も痛みを感じています。これは、ストレッチを正しく行い、痛みが少なくなるようにやっているんです。
それは、難しいポーズなどする必要がなく、今までどおりにやっていいんです。しかし、どこを伸ばしているのかを考え、感じることが重要です。
硬い人は、「痛い痛いいたい」で頑張って自分で決めた時間を耐えているやり方が多いと思うし、私も中学生の頃はそれでした。こうなると、防御反応をし、余分な所に力がどんどん入り、それに比例して痛みが増加していってしまいます。それに、力が入り、筋肉が緊張、硬直し、伸ばしたい部分が適切に伸ばせない。結果、痛いのに効果が薄いとなってしまいます。
そうならないために、力を抜くことを覚えましょう。
ここまでくると、ストレッチは息を吐きながらと言われている理由がわかってきたと思います。
息を止める時はどんな時でしょうか。力むときには息を止め、歯を喰いしばって全身に力が入るようにします。この状態はストレッチに向きませんね。
息を吸う時には、空気を取り込むため、無意識に筋肉等を収縮させます。これも余り向きませんね。
息を吐く時は、脱力ができます。しかし、無理に吐くと逆に力が入ってしまいます。自然な状態が全身に力が入っておらず、体を伸ばすのに適しています。
力を抜くことが体で理解できたら、次にどこを伸ばしているのかを考えましょう。
前屈は主に、ももの裏(ハムストリングス)を伸ばすことが目的です。この体勢を取ると、背中や首も伸びますが、力を抜いてもも裏が伸びているのか集中しましょう。
痛くならない続けられる強さで、目的の部分のみを伸ばしましょう。見た目がどんなに悪くても良いのです。適切にできていれば、痛みが弱くなっていきます。そうなったら、伸ばしを少し強くしましょう。これを繰り返していけば、人から見ても明らかに体が柔らかくなります。
これでストレッチがじっくり、じんわりできると一気に体が柔らかくなります。
私は、基本的に 非常に軽く、普通に、強めにじっくり、強く、反動を付けてMAXまで と段階に分けてストレッチをしています。 時間も内容も気分によって変わります。2時間近くやる時も極稀にあれば、2,3分で終わる時もあります。連続でやる日もあれば、1ヶ月以上やらない時も多々あります。テレビを見ながら、本を読みながら、スマホを触りながら等、ながらストレッチがオススメです。